スタードメイン(StarDomain)で新規ドメイン取得後に、ネームサーバを自分で変更出来ない問題の解決方法。
スタードメインで新規にドメイン取得時に起きる問題
スタードメイン(Stardomain)で新規にドメインを取得し、
DNSをスタードメインの物ではなく、自宅サーバやレンタルサーバで、
独自ドメイン名でネームサーバ名を設定した運用を行う際は、
スタードメインのWeb上の管理画面からは変更出来ません。
これは、スタードメインのコントロールパネルには、
その設定変更画面自体が無いので、自分では変更出来ません。
サポートに連絡して設定変更をしてもらう必要があります。
なお、レンタルサーバのDNSを使う際でも、
新規に取得した独自ドメイン名のネームサーバ名での運用をするのではなく、
レンタルサーバ会社が決めたネームサーバ名で運用する際は、
スタードメインの管理画面上から変更できます。
少しややこしいので整理します。
これはスタードメインで新規にドメインを取得した場合のみに発生する問題です。
他社で管理していたドメインをスタードメインに移管した場合は、
問題なくスタードメインのWeb上の管理画面からネームサーバを変更出来ます。
移管の場合に問題が発生しない理由は、
他社でドメインを運用していたので既に上位のDNSに、
自分のドメイン名のネームサーバのホスト名とIPアドレスが浸透しているからです。
しかし、新規でドメインを取得した場合は、当然ですが上位DNSには、
自分のドメイン名のネームサーバのホスト名とIPアドレスは登録されていませんので、
登録する必要があります。
例えば、
自宅サーバでDNSを運用し、ネームサーバ名を独自ドメイン名で運用したい場合。
dns1.独自ドメイン名.com 111.111.111.111(自宅の固定IPアドレス)
dns2.独自ドメイン名.com 111.111.111.111(自宅の固定IPアドレス)
このように設定をする必要があるのですが、
その登録画面がスタードメインのコントロールパネルにはありません。
これは仕様です。
その為、その登録作業をサポートの方にお願いしてやってもらう必要があります。
混同しやすいのですが、
上記はスタードメインのDNSレコードの設定画面等でするものとは違います。
なお、スタードメインで新規に取得した際でも必ずこの問題が発生する訳ではありません。
スタードメインで新規にドメインを取得して、この問題が発生する条件は以下の通りです。
スタードメインで新規に取得したドメインを、
自宅サーバやレンタルサーバで、
独自ドメイン名のネームサーバ名にて運用したい場合。
これに該当する時は、
スタードメインのコントロールパネル上で自分でネームサーバを変更する事は出来ません。
スタードメインのサポートに連絡して、サポートの方に変更をしてもらう必要があります。
上記の問題が発生する条件について、もう少し詳しく解説致します。
自宅サーバとレンタルサーバに分けて解説致します。
スタードメインで新規に取得したドメインを、自宅サーバで使う場合。
自宅サーバでDNSを運用している場合は、この問題が発生します。
また、Webサーバやメールサーバなどは自宅サーバで運用しているが、
DNSサーバはドメイン管理会社(例えばバリュードメインなど)のDNSサーバを使っていて、
なおかつ、
バリュードメインなどのDNSの『NSレコード』を独自ドメイン名のホスト名を設定している。
この場合も問題が発生します。
なお、スタードメインで新規に取得したドメインで、スタードメインのDNSを使う場合は、
独自ドメイン名によるネームサーバ名は付けられません。
dns1.独自ドメイン名.com
dns2.独自ドメイン名.com
この形式のネームサーバ名には出来ません。
スタードメインのDNSを使う場合は、『NSレコード』が設定できないからです。
スタードメインが決めたネームサーバのホスト名しか使えません。
最近のドメイン管理会社やレンタルサーバ会社のDNSでは、
『NSレコード』を設定できる会社も増えてきました。
これにより、
例えDNS自体はドメイン管理会社やレンタルサーバ会社のものを使っていたとしても、
ネームサーバのホスト名として、自分の独自ドメイン名によるホスト名を、
付けられるようになりました。
この場合は、
ドメイン管理会社やレンタルサーバ会社が決めたネームサーバ名を使おうが、
自分の独自ドメイン名のネームサーバ名を使おうが、
結局はドメイン管理会社やレンタルサーバ会社のDNSを使う事には変わりありません。
しかし、そういう細かい部分まで設定変更が出来る、
自由度の高いドメイン管理会社やレンタルサーバ会社の方が、
様々な面で使いやすいと思います。
この場合の使いやすいというのは、
コントロールパネルのインターフェイスが使いやすいとか、
CMSの自動インストール機能があって使いやすい、という意味ではありません。
その辺の事については話がそれるので、今度あらためて書きます。
スタードメインで新規に取得したドメインを、レンタルサーバで使う場合。
スタードメインで新規に取得したドメインをレンタルサーバ使い、
ネームサーバのホスト名を独自ドメイン名の形式にしたい場合は、
この問題が発生します。
ネームサーバのホスト名を、
レンタルサーバ会社が指定したネームサーバ名のまま使う場合は問題ありません。
レンタルサーバの契約をした際に届いたメールにネームサーバ名が書いてあると思います。
それをそのまま使う場合は問題ありません。
次に、他のドメイン管理会社からスタードメインへ移管した場合について解説致します。
他のドメイン管理会社からスタードメインへ移管した場合
この場合は、問題は発生しません。
移管前に、
自宅サーバでDNSも自前で運用している場合や、
レンタルサーバを使っていて、
ネームサーバのホスト名を独自ドメイン名形式のものにしている場合でも、
問題なく変更できます。
スタードメインへ移管前に使用していた、
独自ドメイン名形式のネームサーバのホスト名を設定する事が出来ます。
これは今までドメインを使ってきたので、
既に上位のDNSにネームサーバのホスト名とIPアドレスが浸透している為です。
通常、ドメイン管理会社のコントロールパネルには、
ネームサーバを変更する画面に、
ネームサーバのホスト名とIPアドレスを登録する画面があります。
どのドメイン管理会社でも移管後に、ネームサーバを変更する場合は、
必ずしもホスト名とIPアドレスの登録が必要な訳ではありませんが、
新規取得の場合はほぼ必ず必要となります。
その為、お名前.com や バリュードメイン(VALUE DOMAIN)など、
他のドメイン管理会社では、
ネームサーバのホスト名とIPアドレスを登録する管理画面が必ずあります。
・お名前.com
・バリュードメイン(VALUE DOMAIN)
・ムームードメイン
などの主だった会社では全て自分で設定が出来る管理画面があります。
つまり、ネームサーバを変更する為に、
ホスト名とIPアドレスを登録するコントロールパネルが無いと、
サポートの方に連絡をして変更をお願いするしかありません。
もし、固定IPアドレスで自宅サーバを運用中にプロバイダを変更した場合、
当然固定IPアドレスが変わります。
この時にまたサポートにお願いしなければなりません。
ただ、だからスタードメインが悪いという訳ではありません。
ネームサーバの変更など、そうめったにするものでもない為です。
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